Network Construction: Difference between revisions

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** You need multiple PCs to construct a network between them. This instruction is based on using 3 PCs.
** You need multiple PCs to construct a network between them. This instruction is based on using 3 PCs.
* Router (cable or wireless)
* Router (cable or wireless)
** 有線ルータといわれる機械を用意します。 これはPCをケーブルで接続するために必要な機械で、LANケーブルの差し込み口が5個くらいついています。 似たような機械でLANハブという機械がありますが、別のものになりますので有線ルータを用意して下さい。 また無線ルータという機械もありますが、こちらは有線ルータの代わりに使用できます。少し高くなりますが、将来実況や演出等もチャレンジしてみたい場合は用意しても構いません。 ただし、たいていの場合は有線ルータで十分です。 有線ルータは家電量販店で3,000円程度、無線ルータは5,000円~20,000円程度で販売されています。 ご家庭でルータを使用している場合、それを大会運営にも使用することは不可能ではありませんが、トラブルの原因とならないようまた手間を省くために、大会運営専用のルータを用意することをおすすめします。
** Prepare a router, which is a device that connects a PC with a cable. You may also prepare a wireless router, especially if you want to do live broadcast. You may use a router that you are already using at home, but it is recommended to prepare a router just for the event to prevent trouble.
* LANケーブル
* Patch Cables (LAN Cables)
** パソコンの台数分+予備で1・2本用意します。 パソコン3台の場合は長さ3mくらいのものを4本程度用意して下さい。 LANケーブルは種類があり、ストレートケーブルとクロスケーブルというものがあります。購入する際はよく確認してストレートケーブルを購入して下さい。何も表記がない場合は一般的にストレートケーブルです。 CAT(カテゴリ)5・CAT5e・CAT6といった表記が記載されているものがありますが、これはケーブルの品質をあらわすもので後者のものほど高品質になります。今回の用途ではいずれでも全く問題ありません。 ケーブルの断面が薄くて平たいものと丸いものが販売されている場合、薄くて平たいほうがケーブルがやわらかく取り回しが楽ですので、若干高くなりますが薄くて平たいほうをおすすめします。
** Prepare 1 patch cable per PC, and additionally 1-2 cables. For example, if you will use 3 PCs, prepare 4 patch cables of about 3 meters(yards).
** The cable should be "straight cable", not "crossover cable." (What you will find ordinarily at stores will be straight cable.)
■ つないでみよう
** There is a "category" of cables (ex. CAT5, CAT5e, CAT6a, CAT7), which refers to the capability of the cable. You do not have to worry about this when using Mulka2.
** The cross section of patch cable is either thin or round. The former is recommended because it is more flexible.
 
==Let's Connect!==


写真は機材の都合上、無線LANルータのコレガ「CG-WLR300N」
写真は機材の都合上、無線LANルータのコレガ「CG-WLR300N」
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上記の例の場合、パソコンAで「192.168.0.102」に対し通信を行おうとした場合、「192.168.0.102」はパソコンBのIPアドレスですのでパソコンAはパソコンBに対し通信を行おうとしたことになります。 ルータはパソコンに対しこのIPアドレスを割り当てる仕事をしています。 パソコンがルータに接続されると、ルータは他のパソコンのIPアドレスと重複しないように新しく接続されたパソコンに対しIPアドレスを割り当てます。
上記の例の場合、パソコンAで「192.168.0.102」に対し通信を行おうとした場合、「192.168.0.102」はパソコンBのIPアドレスですのでパソコンAはパソコンBに対し通信を行おうとしたことになります。 ルータはパソコンに対しこのIPアドレスを割り当てる仕事をしています。 パソコンがルータに接続されると、ルータは他のパソコンのIPアドレスと重複しないように新しく接続されたパソコンに対しIPアドレスを割り当てます。


==Checking IP Address==
■ IPアドレスの確認
■ IPアドレスの確認
パソコン側では、ルータから自分に対しどんなIPアドレスが割り当てられたのかを確認することができます。 コマンドプロンプトを表示します。
パソコン側では、ルータから自分に対しどんなIPアドレスが割り当てられたのかを確認することができます。 コマンドプロンプトを表示します。
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サーバ役のパソコン(パソコンA)には、Startlist.datなどのデータを保存しておきます。 他のパソコンはサーバ役のパソコンから自動的にデータを取得しますので、データを保存しておく必要はありません。 パソコンCにもリーディングユニットやプリンタを接続し、それぞれの業務を2台で同時に行うことも可能です。 パソコンを2台しか用意していない場合はパソコンCは無くて構いません。
サーバ役のパソコン(パソコンA)には、Startlist.datなどのデータを保存しておきます。 他のパソコンはサーバ役のパソコンから自動的にデータを取得しますので、データを保存しておく必要はありません。 パソコンCにもリーディングユニットやプリンタを接続し、それぞれの業務を2台で同時に行うことも可能です。 パソコンを2台しか用意していない場合はパソコンCは無くて構いません。


==Launch Mulka2 on the Server PC==
■ サーバの起動
■ サーバの起動
あらかじめ3台のパソコンをLANケーブルでルータに接続しておきます。 サーバ役となるパソコンでMulka2を起動し、起動メニューの通信マネージャをクリックします。 接続ダイアログが表示されますので、「サーバモード」タブが選択され「データフォルダを選択して下さい」と表示されていることを確認します。 データを選択し、その下の「他のクライアントからの接続を受け付ける」のチェックボックスにチェックが入っていることを確認してOKボタンをクリックします。
あらかじめ3台のパソコンをLANケーブルでルータに接続しておきます。 サーバ役となるパソコンでMulka2を起動し、起動メニューの通信マネージャをクリックします。 接続ダイアログが表示されますので、「サーバモード」タブが選択され「データフォルダを選択して下さい」と表示されていることを確認します。 データを選択し、その下の「他のクライアントからの接続を受け付ける」のチェックボックスにチェックが入っていることを確認してOKボタンをクリックします。
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==Launch Mulka2 on the Client PC==
■ クライアントの起動
■ クライアントの起動
サーバ役ではない残りの2台のパソコンでも、通信マネージャを起動します。 サーバ役のパソコンと同じように接続ダイアログが表示されますが、今度はクライアントタブをクリックし、データフォルダを選択する代わりにサーバ役のパソコンのIPアドレスを入力します。
サーバ役ではない残りの2台のパソコンでも、通信マネージャを起動します。 サーバ役のパソコンと同じように接続ダイアログが表示されますが、今度はクライアントタブをクリックし、データフォルダを選択する代わりにサーバ役のパソコンのIPアドレスを入力します。
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==Troubleshooting==
■ つながらない場合
■ つながらない場合
つながらない場合はいくつか原因が考えられます。
つながらない場合はいくつか原因が考えられます。
Line 150: Line 153:
Windowsの標準のファイアウォールが有効の場合もうまくつながらないことがあります。 Windowsのスタートメニューからコントロールパネルを呼び出し、Windowsファイアウォールの設定画面を表示します。 有効になっている場合、Mulka2が通信できるように例外設定を行う必要があります。 例外タブにある「プログラムの追加(R)」ボタンをクリックします。 参照ボタンをクリックし、Mulka2をインストールしたディレクトリにあるMulkaMenu2.exeを指定して下さい。
Windowsの標準のファイアウォールが有効の場合もうまくつながらないことがあります。 Windowsのスタートメニューからコントロールパネルを呼び出し、Windowsファイアウォールの設定画面を表示します。 有効になっている場合、Mulka2が通信できるように例外設定を行う必要があります。 例外タブにある「プログラムの追加(R)」ボタンをクリックします。 参照ボタンをクリックし、Mulka2をインストールしたディレクトリにあるMulkaMenu2.exeを指定して下さい。


==PINGコマンドによる接続の確認について==
■ PINGコマンドによる接続の確認について
■ PINGコマンドによる接続の確認について
従来、PINGコマンドでパソコンがネットワークにつながっているかを確認することがありました。 しかしながら現在はファイアウォールソフトが普及し、それによりPINGの応答が阻害されるようになりました。
従来、PINGコマンドでパソコンがネットワークにつながっているかを確認することがありました。 しかしながら現在はファイアウォールソフトが普及し、それによりPINGの応答が阻害されるようになりました。
Line 158: Line 161:
今回の説明のようにパソコンのIPアドレスを手動で設定しないのであれば、IPアドレスがルータのDHCPサーバによって設定されたということは、接続ができているということになりますのでPINGコマンドで接続を確認する必要はないと思います。 PINGの応答が得られない場合でも、Mulka2の接続ができるのであれば問題ありません。
今回の説明のようにパソコンのIPアドレスを手動で設定しないのであれば、IPアドレスがルータのDHCPサーバによって設定されたということは、接続ができているということになりますのでPINGコマンドで接続を確認する必要はないと思います。 PINGの応答が得られない場合でも、Mulka2の接続ができるのであれば問題ありません。


==ファイルやプリンタの共有について==
■ ファイルやプリンタの共有について
■ ファイルやプリンタの共有について
ファイルやプリンタの共有についても、ファイアウォールソフトの普及やWindowsの設定方法の変化により、うまくいかないケースが増えてきています。 ファイルやプリンタの共有ができない場合でも、Mulka2の接続ができるのであれば問題ありません。 ファイルやプリンタの共有方法は、別途参考書等を参照してください。 なお、先に紹介したコレガの「CG-WLR300N」やバッファローの「WZR-HP-G300NHシリーズ」のような、ルータにUSBメモリを差し込める製品はファイアウォールや設定に影響されずにファイルの共有ができるため便利です。エクスプローラのアドレスバーに「\\192.168.1.1」のように「\\」+ルータのIPアドレス(ルータのIPアドレスはipconfigコマンドの結果のデフォルトゲートウェイ欄で確認できる)と入力するだけで、共有フォルダにアクセスできます。
ファイルやプリンタの共有についても、ファイアウォールソフトの普及やWindowsの設定方法の変化により、うまくいかないケースが増えてきています。 ファイルやプリンタの共有ができない場合でも、Mulka2の接続ができるのであれば問題ありません。 ファイルやプリンタの共有方法は、別途参考書等を参照してください。 なお、先に紹介したコレガの「CG-WLR300N」やバッファローの「WZR-HP-G300NHシリーズ」のような、ルータにUSBメモリを差し込める製品はファイアウォールや設定に影響されずにファイルの共有ができるため便利です。エクスプローラのアドレスバーに「\\192.168.1.1」のように「\\」+ルータのIPアドレス(ルータのIPアドレスはipconfigコマンドの結果のデフォルトゲートウェイ欄で確認できる)と入力するだけで、共有フォルダにアクセスできます。


==Access by Computer NetBIOS Name==
■ コンピュータ名でのアクセスについて
■ コンピュータ名でのアクセスについて
IPアドレスではなく、コンピュータ名(正確にはNetBIOS名)を入力した場合でも通信することができます。 これはコンピュータ名からIPアドレスを知る仕組みが用意されているためで、無味乾燥なIPアドレスではなく覚えやすいコンピュータ名で通信することができます。 しかし、大会運営のようにその場で一時的に構築したネットワークでは、コンピュータ名とIPアドレスの変換がうまくいかない場合があり、コンピュータ名をMulka2の接続画面で入力するとうまく接続できない場合があります。 Mulka2の接続先の入力画面では、コンピュータ名ではなくIPアドレスを入力することをおすすめします。
IPアドレスではなく、コンピュータ名(正確にはNetBIOS名)を入力した場合でも通信することができます。 これはコンピュータ名からIPアドレスを知る仕組みが用意されているためで、無味乾燥なIPアドレスではなく覚えやすいコンピュータ名で通信することができます。 しかし、大会運営のようにその場で一時的に構築したネットワークでは、コンピュータ名とIPアドレスの変換がうまくいかない場合があり、コンピュータ名をMulka2の接続画面で入力するとうまく接続できない場合があります。 Mulka2の接続先の入力画面では、コンピュータ名ではなくIPアドレスを入力することをおすすめします。


==How Mulka2 Transfers Data==
■ 内部でのデータのやりとりの仕組み
■ 内部でのデータのやりとりの仕組み
Mulka 2は、サーバにデータベースを持ちクライアントはそれにアクセスする、 いわゆるクライアント-サーバ型のプログラムではありません。 セーブデータはサーバにファイルとして保管されますが、データベース(的なもの)は各クライアントがパソコンのメモリ上に持っています。 各種入力操作やEカードの読み取り等でデータベースを変更する必要が生じた場合、 操作を行ったクライアントはサーバに対してデータベース変更依頼コマンドを送信します。 この時点ではどのクライアント上のデータベースもまだ変更されていません。 サーバではコマンドをセーブデータとしてイベントデータフォルダに保存した後、 全てのクライアントに対しコマンドを送信します。 コマンドを受けたクライアントは自分のデータベースを変更し、必要に応じてその後の処理(画面の更新や自動印刷)を行います。
Mulka 2は、サーバにデータベースを持ちクライアントはそれにアクセスする、 いわゆるクライアント-サーバ型のプログラムではありません。 セーブデータはサーバにファイルとして保管されますが、データベース(的なもの)は各クライアントがパソコンのメモリ上に持っています。 各種入力操作やEカードの読み取り等でデータベースを変更する必要が生じた場合、 操作を行ったクライアントはサーバに対してデータベース変更依頼コマンドを送信します。 この時点ではどのクライアント上のデータベースもまだ変更されていません。 サーバではコマンドをセーブデータとしてイベントデータフォルダに保存した後、 全てのクライアントに対しコマンドを送信します。 コマンドを受けたクライアントは自分のデータベースを変更し、必要に応じてその後の処理(画面の更新や自動印刷)を行います。
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