中間ラジコン

提供:Mulka2
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中間ラジコンをMulka2に設定してデータを入力すると、中間ラジコンの通過状況を会場等に送信させることが出来ます。 Mulka2の実況機能やクラウドサービス、ライブリザルト機能を併用すると効果的です。 方法は2通りあり、オンラインコントロールを使用する方法と、使用せずに選手のナンバーを携帯電話・スマートフォンに手動で入力していく方法があります。オンラインコントロールを使用すると、データを自動的に送信できます。

データの設定

いずれの方式でも、中間ラジコン通過情報をMulka2に入力できるようにするためにデータの設定が必要になります。 個人競技の場合とリレー競技の場合で設定方法が異なります。 個人競技の場合はIntermediate.datとClass.datに定義を記述します。 リレー競技の場合はIntermediate.datとRelayClass.datに定義を記述します。

Intermediate.datは個人・リレーいずれの場合も必要で、中間ラジコンの名前を定義します。ここで定義した名称はClass.datやRelayClass.datで参照します。 ファイルはメモ帳等のテキストエディタで作成し、1行目には「ポイント名」、2行目以降には中間ラジコンの数だけ行を記述します。 例えば、中間ラジコンがMEクラスに3カ所、WEクラスに2カ所あり、MEの第1中間はWEと別の場所、MEの第2中間とWEの第1中間は同じ場所、最終ラジコンもME・WEとで同じ場所の場合、 2行目に「ME第1中間」、3行目に「ME第2/WE第1中間」、4行目に「最終ラジコン」と記述します。

Intermediate.datの例


次にクラス別の中間ラジコンを記述します。 個人競技の場合はClass.datに、リレー競技の場合はRelayClass.datに定義を記述します。 ファイルの1行目にはデータの見出しを記述しますが、中間ラジコン用に「中間:1」「中間:2」「中間:3」・・・という項目を追加します。 項目の数は中間ラジコンの数が一番多いクラスに合わせます。 上記例の場合、MEの中間ラジコンが3カ所なので「中間:3」まで用意します。

2行目以降にはクラス別に1番目の中間ラジコンの場所、2番目の中間ラジコンの場所、・・・を記述します。 MEは上記例では、順に「ME第1中間」→「ME第2/WE第1中間」→「最終ラジコン」と通過しますので、「中間:1」の列に「ME第1中間」、「中間:2」の列に「ME第2/WE第1中間」、「中間:3」の列に「最終ラジコン」と記述します。 WEの場合は「ME第2/WE第1中間」→「最終ラジコン」と通過しますので、 「中間:1」の列に「ME第2/WE第1中間」、「中間:2」の列に「最終ラジコン」と記述します。「中間:3」の列は空欄にしておきます。 この他にクラスがあり、それらが中間ラジコンの計測対象ではない場合は各列は空欄にしておきます。

Class.datの例


以上でデータの設定は完了です。 メインウインドウを起動し正しく設定できているか確認して下さい。 メインウインドウのビュー上で右クリックし、個人戦の場合は中間タイムリストを、リレーの場合はリレーリザルトリストを表示してみて下さい。 中間タイムリストではクラスと中間ラジコンの場所の選択欄が表示されますので、確認して下さい。 (※リレーの場合は表示されません) (「フィニッシュ」は設定をしていなくても表示されます) リレーリザルトリストでは、「中間」チェック欄にチェックを入れて表示エリアが中間通過情報分増えることを確認して下さい。

オンラインコントロールを利用する方式

オンラインコントロールの使用法は、オンラインコントロールの使い方を参照してください。

選手のナンバーを手動で入力していく方式

中間ラジコンに携帯電話・スマートフォンを持った人が行き、選手が通過する毎に選手のナンバーを専用のウェブサイトに入力していきます。 会場側では、その情報を定期的にダウンロードしてMulka2に情報を登録します。会場側では専用のツールを利用します。

中間ラジコンに行く人は2人必要です。片方の人が入力を行いもう片方の人は誰が通過したのかしっかり見ておきます。 携帯・スマホは2人とも持っている必要があり、1台の携帯・スマホで入力を行い、もう1台は必要な際に会場から現地への電話連絡に使用します。 あらかじめ現地で携帯電話の電波が入るか確認しておいて下さい。

この方式を使用する場合、事前に専用サイトの設定が必要になります。大会前に的場までご連絡下さい。 連絡いただいた際に専用サイトのURLをお伝えしますので中間ラジコンで使用する携帯・スマホに登録して下さい。 大会前日はサイトにアクセスできるかを確認し、また携帯電話の充電をしっかり行って下さい。

ここからは専用サイトの使用方法について説明します。 指定されたURLにアクセスすると中間ポイント選択画面が表示されます。 「第1中間」「ME第2中間」等の選択肢の中から自分が担当する中間ラジコンを選択して下さい。 入力の練習やテストをする場合は必ず「テスト」を選択して下さい。 選択ボタンをクリックするとナンバー入力画面が表示されます。この状態で選手が中間ラジコンを通過するのを待ちます。

中間ポイント選択画面
ナンバー入力画面


選手が中間ラジコンを通過したら、ナンバー入力欄にナンバーカード番号を入力し選択ボタンをクリックして下さい。 通過データがシステムに登録されます。 通過時刻はシステムに入力した時刻が採用されます。 実際の通過時刻とは若干の誤差がありますが中間ラジコン通過情報としては大きな問題はありません。 複数の選手が同時に通過した場合には「15 17 18」のようにナンバーカード番号を半角スペースで区切って同時に入力して下さい。

システムに登録された状態


入力を間違った場合には訂正したいデータの左横にある「□」をクリックしてください。 ここからナンバーやタイムの修正、データの削除が行えます。

次に会場側での操作について説明します。 会場側では「手動中間ラジコンサーバ接続」というツールを利用します。 テザリング等を利用してパソコンをインターネットに接続し、起動メニューのその他にある「手動中間ラジコンサーバ接続」を起動して下さい。 (※このツールはインターネットに接続したパソコン1台でのみ使用します。他の演出用パソコンでは使用しません。)

手動中間ラジコンサーバ接続ツール


起動すると上記のような画面が表示されますので、 ポイントコード・ポイント名称を入力し(間違えないように気をつけて下さい)通信開始ボタンをクリックして下さい。 中間ラジコン1カ所毎に1枠分を利用します。中間ラジコンが2カ所ある場合は2つの枠を利用して(どの枠を利用しても構いません)それぞれで実行して下さい。 入力するポイントコードは的場まで確認して下さい。 接続が完了すると、枠内にリストが表示されます。最初は空になっていますが中間通過データが登録されると表示されます。 自動同期欄はチェックしたままにしておいて下さい(チェックしていないと正常に動作しません)。 また、同期ボタンは使用しません。

接続した状態(中間ラジコン2箇所)


中間ラジコンシステムのサーバとの通信は約20秒おきに行われます。 上記ツールを起動しておけば自動的に中間通過情報がダウンロードされメインウインドウ等の画面に表示されますので、 一度接続してしまえば手動中間ラジコン接続ツールの画面を見る必要はありません。 しかしながら、インターネット接続が途絶える場合もありますので、いつまで経っても中間通過情報が送られてこないといった場合にはこの画面を確認してみて下さい。