e-card/SI-Cardへの氏名ラベル貼り・確認

提供:Mulka2
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大きな大会などでレンタルe-card/SI-Cardの枚数が多い場合には、e-card/SI-Cardに氏名ラベルを貼っておくと配る際に間違いが起こりにくくなります。

氏名ラベルはスタートリストファイルを元にラベルプリンタを使って印刷しますが、印刷する順番がポイントになります。 e-cardの場合、氏名ラベルをバックアップラベル側に貼る場合と本体側に貼る場合があります。 また、e-cardの動作確認はMulka2の機能を使って行います。

氏名ラベルの印刷

ブラザー工業製ラベルプリンタP-touchシリーズを使用する場合を例に説明します。 写真のP-touch9500pcはパソコンに接続可能なラベルプリンタで、CSVファイルを元にラベルを印刷することができます。 (他のメーカー、他の機種を使用しても構いません)

P-touch9500pc


まず、デバイスドライバと専用ソフトウェアがインストールされていない場合は先にインストールします。 専用ソフトウェアはP-touch Editorを使用します。また、専用のラベルも用意します。 ラベルはラミネートタイプの12mm(おすすめ)か9mmで家電量販店等で購入します。色は何色でも構いません。 P-touch9500pcの場合は、高速印刷可能なHGeテープが利用できるのでそちらを利用します。

P-touch Editorを起動します。下記のような画面が表示されるので新規レイアウトを選択します。

P-Touch Editor 起動直後(バージョンによって画面が異なります)


次にラベルのサイズを指定します。幅は12mm(または9mm)、長さは35mm程度にします。

ラベルサイズの設定


メニューバーの[ファイル(F)]→[データベース(D)]→[接続(A)]と選び、スタートリストファイル(Startlist.csv)を指定します。

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ptoucheditor4.gif


次に、[挿入(I)]→[データベース フィールド(F)]と選び、印刷したい項目を選んでOKボタンをクリックします。

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あとは、フォントやレイアウトを調整して印刷して下さい。 テキストのプロパティの詳細で、文字の縦横比を保つのチェックを外すと文字の幅は様々になりますが、大きく印刷することができます。

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ラベル貼り

印刷したラベルをe-card/SI-Cardに貼り付けます。 バックアップラベル側に貼り付ける場合とその逆側に貼り付ける場合の二通りがあります。

e-cardのバックアップラベル側に貼った場合
e-cardの本体側に貼った場合


emitの場合、2日間大会(初日個人戦・2日目リレー)の場合を除き、氏名ラベルをバックアップラベル側に貼ることをお奨めします。 その場合、準備の際にバックアップラベルをe-cardに取り付ける手間が発生しますが、片付けの際に氏名ラベルを剥がす必要がない、 ペナだった場合にバックアップラベルをe-cardから取り外してもそれが誰のだかわかる、というメリットがあります。 また、マイカードの場合でも氏名ラベルが貼られたバックアップラベルを配布すれば対応できます。

2日間大会の場合で使用者が変わる場合は事前に2日分のラベルをe-cardに貼っておきますが、 初日のラベルをバックアップラベル側、2日目のラベルをその逆側に貼ります。 初日が終わったら回収したe-cardのバックアップラベルを取り外します。

e-cardの動作確認

e-cardの場合、ラベルを貼り終わったら動作確認を行います。 Mulka2のメインウインドウを起動し、データフォルダ選択画面で該当イベントを選択します。 次にメニューバーの[ツール(T)]-[Eカード読み取り(E)]をクリックしe-card読み取り画面を表示します。 モード選択欄が表示されるので動作確認を選択します。 そうするとその横にCOMポート番号や使用機材を選択する欄が表示されるので、リーディングユニットを接続し、画面上の選択項目を正しく選択して接続ボタンをクリックします。 COMポート番号がわからない場合はデバイスマネージャで確認してください。

正常に接続されると画面下部に未チェック・チェック済みカードの枚数や読み取りログのエリアが表示されます。 この状態で参加者が使用する全てのe-card(マイカードを除く)を読み取ります。 読み取ると画面上にそのカードの使用者が表示されますので、e-cardに貼り付けた名前ラベルの名前と画面表示された名前に違いがないかを確認してください。 全部のe-cardを読み取ったかどうかは画面左下の枚数表示で確認してください。 この際、スタートリストのEカード備考フィールドにマイカード使用者を区別する内容を記述しておくと分類されて表示されるので便利です。 例えば「マイEカード」と記載しておくと下記画面のようにマイカードの枚数とそれ以外の枚数が分けて表示されます。

なお、全てのe-cardを読み取ったつもりなのに未チェック枚数が0にならない場合は、その行をダブルクリックしてください。 どのe-cardを読み取っていないのかが表示されます。

故障e-cardを見つけた場合

動作確認の結果、故障しているe-cardを見つけた場合e-cardを交換する必要があります。 まず、故障しているe-cardを間違って使用しないようにビニールテープ等を貼り付け、それにマジックで「故障」と記入します。 その上で使用予定の無かったe-cardを1枚取り出して交換作業を行います。

  • バックアップラベル・氏名ラベルの貼り替え
  • Mulka2データの変更

氏名ラベルにはe-card番号が記載されているため、余裕がある場合は新しい番号で氏名ラベルを印刷し直します。 印刷紙なおしたらバックアップラベルに貼り付けて新しいe-cardに取り付けます。 余裕がない場合は、元々の氏名ラベル・バックアップラベルを再利用して新しいe-cardに取り付けます。マジック等で訂正しても構いません。

Mulka2のデータの変更も必要です。直接Startlist.datを変更して対応することも可能ですが、Mulka2上での操作を開始した後はStartlist.datを変更せずにMulka2上でカード番号変更を行うことをお勧めします。 メインウインドウ左下の検索ボックスに故障したEカードの番号を入力して検索すると、 そのカードの使用者の競技者情報ウインドウが表示されますので、 その画面の右下の方にある「カード番号変更(D)」ボタンをクリックして番号の変更を行います。

なお、故障カードの情報はイベント終了後まとめてemitメーリングリストに報告して下さい。

配布用仕分け

配布方法はイベントによって適した方法が異なります。下記にいくつか方法をあげておきます。

  • SIの場合は、専用のスポンジに刺して並べる
  • emitの場合は長机に並べる
  • 学校・クラブ毎にまとめて袋に入れる
  • ポケットカレンダーを利用して、クラス・スタート時刻順に封入する